2012年4月7日土曜日

はじらいブレイク。

そういえば今ホームステイ先がもめています。

というのも、年頃の娘が婚約者を連れてきたんです。
二十三歳(見た目は三十五歳)の娘が二十歳の男を連れてきて「この人と結婚しようと思ってるの」といいだしたのがことの発端。

ちなみにこの娘、ハワイの大学にわざわざ行かせてもらったにもかかわらずインターネットでチャットばっかりして学校にいかず、学士もとらずに帰国してきたすっごくチュークな娘です。ほんでもって相手の方はというと、チュークにあります短大(ここを卒業してやっとアメリカの高卒資格になります)にまだ在籍中。無職で甲斐性のなさそうな男であります。

この問題はまさにチュークの典型的な問題です。チュークでは一部のせっせと真面目に働いている人間に複数の人間が寄生しています。

この場合、せっせと真面目に働いているのはこの娘のお母さん。ちなみに、彼女のお母さんはうちのママスではありません。うちのパパスの妹の娘です。そのお母さんがグアムに住んでいるのでチュークではうちのパパスとママスが彼女の保護者代理みたいなもん。そうです、お母さんは単身グアムにいって毎日娘のために昼夜を問わず空港で働いているんです。でも娘はと言うとその金を受け取って食べる寝る食べる寝るだけの毎日。せっかく入れてもらった大学も上述の通り無駄にしてしまいました。

その後も、うちのパパスが彼女に何度も「今からでも遅くないからもっかいハワイにいけ(ハワイに親戚がいるのでいくぶんには金がかかりません)そして学士をちゃんととってからもどってきなさい。そうでないとこの国では仕事なんか見つからんぞ。いつまでもお母さんは働いている訳じゃない。」って何度いっても聞く耳を持たず。あまりにどうしようもないからうちのパパスが彼女に職をあげた(うちのパパスはエアーポートマネージャーなのでチュークの空港関係の仕事であれば多少縁故採用できるのです)とおもったら今回の騒ぎです。彼女はきっと初めて職について「大人になった」つもりで盛り上がったんでしょうか?

彼女がある程度お金を持っているのは彼女のお母さんが昼夜問わず働いているから。
たまたま仕事があるのはパパスが職を与えたから。
そこに彼女自身の力や努力はどこを探してもありません。

連れてこられた彼を前にうちのパパスが言った台詞。結局それはパパスから彼女自身に対する言葉でもあるんですね。

「君は彼女に何をもたらせる?学校も卒業していない、仕事もない。お金は?多分ない。今、君には何にもないだろう。それでどうやって結婚するんだ?結局数ヶ月でお終い。何のための結婚か考えなさい。」

この意見は彼女のお母さんも同じ。
結局この二人の関係性は肉欲なんですね。
そして、さらに男(本人だけでなくその家族も含む)からすると彼女はいい金づるです。

でも、彼女には全くパパスの話や彼女自身のお母さんの話は届かないのです。
ロミオとジュリエットきどりで相変わらず「フィアンセが…」「フィアンセが…」とぼやいてます。

お母さんにぶら下がるその娘。
そして、その娘にぶらさがりたい男。

いやー、実にチュークの典型的な問題構造です。


まあそんな話より今は「長崎でアオブダイを釣って食べた男が食中毒」っていうニュースが気になって仕方ないんですけどね。
チュークではよくアオブダイを食べますので今後は内蔵を食べないように気をつけます。

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