2012年2月12日日曜日

ウニ丼。

午前中、ごろごろとしていたらご近所のシニアボランティアさんが自転車に乗って家に尋ねてきてくれた。

〝朝から海に潜ってね、ウニを獲ってきたんだよ。ちょっと家においでよ!〟

自転車で毎日通勤しているだけでも尊敬に値するのに、日曜日の朝から海に行ってウニ取りなんて驚愕です。パンツ一枚だったので、服を着替えてテクテクと遠慮なく家庭訪問をさせていただくと玄関を開けたところにはウニさんが5体もいました。(カメラを持っていってなかったのでiPhone画質で失礼…)

日本で食用で好まれるバフンウニちゃんとは違って日本ではあまり食べられないムラサキウニちゃん(?)だそうです。


ハサミやペンチといった工具でバシバシと針を切っていきます。
横から見てもらったら針が短くなってるのが分かるかな。
ぶっとい針はなかなか刺さりにくいようですが、髪の毛みたいなものすごい細い刺さりやすい針もあるので、もしみなさんがやる時はくれぐれも御注意下さい。


ちょうど坊主頭ぐらいの針の長さになったら包丁でずぱん!簡単に刃が通らないので包丁の上からカナヅチでトントンと叩いてやるとパックリと割れます。


中からはどろりとしたよく分からないのが出てくるんですが、そいつらを掻き出してやると骨格に張り付くようにして精巣あるいは卵巣がくっついていますので、それをお箸でぺろんぺろんとめくります。


そして机の上に残ったのは5体のウニ様の残骸。


せっせと頑張って5体も解体したのに収穫はちょろっとだけでした…。しょぼん。
SVさん曰く、時期にもよるのかもねーとのこと。


ご飯の上にのっけて、海苔をまぶして。


いやー、ウニ丼です。

北海道のイメージが強かったのでまさかこんな常夏の国でウニを食えるとは思いもしませんでした。お味はバフンウニちゃんほど甘みはないけれどウニはウニですのでウニの味はします。まあなんたってついさっきまで生きてたウニですからね。鮮度が違います。
手間の割に実りが少ないのでウニは今回が最初で最後になりそうなことを言っていたので若干残念ですが、来週には新鮮な魚を捌いて手巻き寿司パーティーをするかもしれないそうな。

持つべきものは水産系のSVさんですね。
ごちそうさまでした!

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